アメリカで無料ESLに通ったところ驚くほど本格的だった! 『レポート第一回♡ 申込〜レベル分けテスト編』

こんにちは、MEGです。

今年に入ってから、イリノイ州のCity Collegesが開講しているESLクラス(英語教育プログラム)に通い始めました。

アメリカでは、ほぼ各州でこのESLクラスが用意されています。

結論から言うと、過去に行ったことがある語学学校より断然良いな!と思っています。

今回は、ESLクラスの申し込みからレベル分けテスト、クラスの感想についてご紹介します。

ESLクラスとは?

English second languageの略

ESLとはEnglish second language(英語は母国語ではなく、第二外国語)の略です。

各州により内容は異なりますが、アメリカの多くの州ではビザやグリーンカードを保有している英語を母国語としない人向けに無料や低額で英語を学習できるプログラムが多く提供されています。

歴史的背景から、たくさんのImmigrant(移民)を受け入れてきたアメリカ。

移民が教育や雇用面で不遇な待遇を受けないようにサポートシステムも用意されています。

とても有り難いシステム!

私は今回、旦那さんの転勤に帯同しシカゴに来ています。

ビザの種類はL2であり、ESLクラスに通う資格があります(受講資格については後述します)。

せっかくなのでシカゴのCity Collegesが開講しているESLクラスに通ってみることにしました!

受講資格・料金について

ESLの受講資格は各州により異なります。

ビザによっては受講資格がありません。必ず事前にホームページを見てチェックしておきましょう。

参考ですが、イリノイ州ではJ1とF1ビザは不可となっています。

次に料金ですが、料金も州によって異なります。

他の州についても気になったので少し調べてみました。

ホームページリンク先からESLの料金や開講期間、申し込み方法など全てが分かるので、通う前にまずホームページを見てみてください。

ESLクラス一覧

州(State) 料金 ホームページリンク先
ニューヨーク州 無料 https://www.ccny.cuny.edu/cps/esl
カリフォルニア州 有料 https://www.otan.us/caaeproviders/
イリノイ州 無料 http://www.ccc.edu/site/Pages/ESL-English-as-a-Second-language.aspx
テキサス州 無料 https://world.utexas.edu/esl/programs/free-classes

カリフォルニア州は有料ですが、私のESLクラスの先生曰く、低額だそうです。

高いサポートシステムとして機能しなくなるからだと思います。

ESLクラスの開講場所

どの州でも色んな場所でESLクラスが開講されています。

例えば、シカゴがあるイリノイ州では80以上のESLクラスがあるそうです。

開講場所については各州のESLホームページで調べる事が出来るので、チェックしてみてください。

 

開講場所のカテゴリーは大きく分けて2つのパターンがあります。

①各州のCity College(州によってはCommunity Collegeとも呼ばれています)が開講するAdult Educationと呼ばれるESLクラス

②地域のコミュニティ(教会、City College以外の大学、図書館、リハビリセンターなどなど)で開催されるESLクラス

私は①のCity Collegeが開講しているESLクラスに通っています。

もし、きっちりと英語を学習したいのであれば①のCity Collegeが開講しているESLクラスがおすすめです。

City Collegeが開講するESLクラスは、一番上のクラスを終了すれば大学のプレースメントテスト(入学テスト)を受験できるレベルに達せるように授業内容が構成されているため、レベルに沿って段階的にしっかりと英語を身につける事ができます。

せっかく時間を割くならより英語が伸びる方が良いですよね。

②の地域のコミュニティが開講するクラスにはまだ通った事がないのですが、コミュニティが開講するESLクラスには授業内容(レベルや質)にバラツキがあるそうです。

事前に評判や内容がわかる場合は、②の地域コミュニティが開講するESLクラスでもいいと思いますが、情報が無い場合は①のCity Collegeが開講するクラスに行くのが無難だと思います。

プチ体験談
私はどこのESLに通うかを決める際、イリノイ州のホームページからオンラインチャットで問い合わせをしました!

チャットに書き込むと、すぐに応答があり、自宅の住所を伝えると、通いやすそうな場所を数カ所ピックアップしてくれました。

また、A大学は徒歩+電車で通えるよ〜とか、B大学になると電車とバス乗り継ぎだからしんどいかもよ〜とか教えてくれて、とっても丁寧でした!

チャットが用意されてなくてもメールはほぼどこの州でも用意されているので、情報が少ない場合は直接問い合わせしてみるのもおすすめです!

開講時期

開講時期はESL開催場所により異なります。

通いたい場所を決めたら、いつからクラスに参加できるのか問い合わせてみましょう。

City College開講クラスに通うのであれば、ホームページから開講スケジュールを探す事が出来ると思います。

参考

私が通っているCity Collegeでは春、夏、秋、冬の4つのセメスターでESLクラスが開講されています。]

申し込みをして、レベル分けテストを受けたら、次のセメスター以降のクラスに通うことができます。

1セメスターあたり、16週間(4ヶ月)です。

1度レベル分けがなされると、そのセメスターは基本的にそのクラスのまま授業を受けます。

実際の申し込み〜レベル分けテストまで(体験談)

では、ここからは実際の私の体験談をお伝えします。

シカゴでの体験談ですが、どこの州であっても流れは同じです。

ホームページに申し込み方法が記載されているので、それに従って申し込みましょう。

申し込み方法

シカゴのCity College開講クラスの申し込み(Apply)には以下の2通りの方法がありました。

①オンライン(ホームページから)申し込み

②直接現地に行く

私は①のオンラインから行いました。

オンラインであっても、結局は事前にレベル分けテストを受講しに現地に行く必要があるのですが、オンライン申込みをおすすめします。

オンライン申込では、ホームページから下記のような情報を入力します。

「②の直接現地へ行く」を選択した場合、現地で記載しなければいけないので、事前にオンラインで登録を済ませておく方が楽です。

・参加したいクラスの開始時期(プルダウンから選択)

・どこの大学のクラスに通いたいか(プルダウンから選択)

・住所、電話番号、生年月日などの個人情報

・SSN(無くてもOK)

・緊急連絡先

・これから目指すキャリア

 

オンライン申込後、City CollegeからEmailが届きました。

申し込みが完了しました。

大学に電話して、プレースメントテスト(レベル分けテスト)を受ける予約を取ってください。

と。

見た瞬間ちょっと絶句。

なんで、ESL通う英語が得意じゃない人向けのサービスなのに、電話でアポイントなのだろう‥。

英語が苦手だから通うんだよ、つまり電話も苦手なんだよ。

と思いながらも仕方ないので電話。

でもまぁ、ESLの生徒対応に慣れているからか電話にしては分かりやすい英語だった。

有り難い。でも、メールも用意してくれたらもっと有り難い。

 

電話したところ、以下を教えてもらいました。

  • テストの日にちと時間
  • 教室番号
  • 当日の持ち物

 

完全に余談ですが、アメリカのサービスって電話でしか問い合わせできないことが多いです。

日本ならカスタマーサービスでメール問合せ結構ありますよね。

「移民が多い国なのになんで??」って感じです。

まぁ、慣れるしかないですね。

ESLクラスの友人は、アメリカに来てちょうど2年経ったらしいのですが、自分が一番成長したと感じるのは、「電話で文句を言えるようになったこと」らしいです。

アメリカは優しい人が多くて本当に有り難いのですが、サービスはトラブルが起こることが多い‥。

例えば、部屋の空調の修理を2時からお願いしていたのに時間通りに来ないとか、ちょっとクレームの電話したいときに英語力が足りなくて泣き寝入りしていた初期の自分を思い出すと、今の自分を誇らしく思うそうです。

聞いたときは爆笑だったけど、私も1年後くらいには同じように思えるようになりたいです。笑

では、余談はこの辺にして、レベル分けテストに移ります。

プレースメント・テスト(レベル分けテスト)について

プレースメント・テスト当日、まず事前に案内されていた教室(ESL事務局)に行き、テストを受けました。

テストは以下の3つでした。

①Reading(リーディング)

②Grammer(文法)

③Writing(ライティング)

トータルで2時間半くらいかかりました。30分くらいやろな〜と思って行ったので、しんどかったなぁ。

ちゃんとホームページに最大3時間かかりますって書いてあったのに、見落としていました!

では、それぞれ説明していきます。

 

①Reading(リーディング):1時間半弱

パソコンで行います。

何問あったかは正確には忘れましたが、50問以上はあったと思います。

内容はTOEICのReading(リーディング)のような4択方式のテストでした。

例えば、「広告を読んで、3〜4問の問題を解く」みたいな感じです。

延々と解くのに疲れてしまって、最後の方は集中力が持ちませんでした。

②文法(Grammer):10分程度

①のReading(リーディング)のテストが終了したら、直ぐに自分のスコアがプリントされました。

その紙を持って、また教室(ESL事務局)に戻ります。

そしてそれを提出したら、今度は文法(Grammer)のテストをもらいそこで解くことになりました。

問題数は10〜15問くらいです。穴埋めだったと思います。

完了形とか、haveとhasの違いとかを答える感じでした。

③Writing(ライティング):20分程度

②の文法のテストが終わったら、その紙の裏面に自分のキャリアビジョンや目標について自由に書いてといわれました。

これがライティングテストです。

時間は20分ぐらいを目安に書いてね〜と言われました。多分、与えられた時間で書ける量と正確さを確認しているのだと思います。

採点→クラス分け

③のWriting(ライティング)が終わったら、クラス分け担当の人に提出し、チェックしてもらいます。

ベテランっぽい優しい女の人が、対面でチェックしてくれました。文法やライティングに間違いがあればきちんと教えてくれます。(事務的じゃないところが嬉しかった)

①リーディング、②文法、③ライティングを総合的にみてクラスを振り分けているようです。

私の通っているCity Collegeは「レベル1〜レベル8」までです。

私はレベル8に振り分けられました。担当の女性が、

「レベル8からスタートする生徒はほとんど居ないのよ!あなたは誇りに思っていいわよ!」

とすごく嬉しそう言ってくれたけど、私正直スピーキング自信ないからかなり不安なんですけど‥て思い、ドキドキとちょっぴりナーバスになりながらクラス初日を迎えることに‥。

レベルについて

私が通うCity Collegeでは「レベル1〜レベル8」までです。

レベルが上がるにつれて、アカデミックな授業内容になってきます。

現在私が通っているレベル8はESL College Preparationと言って、アメリカで大学(カレッジ)への進学を目指す人向けのクラスだそうです。

どのレベルからスタートしても、最終的にはレベル8まで行って、アメリカの大学に進学できるように授業のプログラムが構成されているので本当にしっかりとした授業内容です。

これが無料なんて、本当に有り難い〜。

通うクラスについて

どのクラスに通うか(平日or土曜、朝or昼など)は自分で選択できる

レベル分けテストが終わると、自分が通うことができる曜日や時間帯を伝え、クラスを選んでもらいます。

出来れば次のセメスターが始まる前の、早い段階でプレースメント・テストを受けるのがおすすめです。

申し込みがギリギリになってしまうと、通いたい曜日や時間帯のクラスの定員が埋まっていることがあるそうです。

私の通うCity Collegeでは、まず、時間帯で分けると、大きく4パターンのクラスがあります。

①平日の午前

②平日の午後

③平日の夜

④土曜の朝

そして、1週間あたりの授業時間で分けると、次の通りです。

①週16時間(4日×4時間)

②週8時間(2日×4時間)

③週4時間(土曜のみ1日)

平日は、時間帯によって週16時間コースか8時間コースを選べます。

私はさすがに週4日はハードかな〜と思って、週2日の8時間のクラスにしました。

 

おそらく、どこの州でもCity Collegeであれば、何パターンか(時間や曜日)提供されていると思います。

そうでないと、仕事しながら通う人に対応できないので。

コミュニティのESLクラスなどは通う人数もそこまで多くないと思うので、レベルごとに1クラスしか用意されていないところもあるかもしれないです。

実際通ってみた感想

ESLに通い始めて、16週間のプログラムの半分である8週間が過ぎました。

びっくりするほど得られるものが多くて、驚いています。

最初の方は授業の内容の濃さにクタクタになっていました。

とても熱心な先生のクラスに入れてもらえたというのもありますが、毎回ライティングの時間があり、自分のライティングをチェックしてもらって文法の間違いやおかしい言い回しなど教えてもらっています。

最近、英語で文章を書くことへの抵抗が減ってきました。

授業では、アメリカの政治や歴史などについても深く学ぶことが出来るので、英語だけじゃなくアメリカで生活していける知識を身に付けることが出来ています。

また、周りには働きながらやお子さんがいながら通っている人も多く、それぞれが「大学に入る」「資格試験を受ける」「より良い会社に就職する」など何かしらの目標を持っています。

大人になって勉強するのはしんどいけど、同時に楽しいな〜と思いながら日々過ごしています。

そして、外国の友達がいっぱい出来たのも嬉しい〜。

私の友達は日本のSushiKonMariさんが大好きな人が多い。さすがKonMariさん!

授業後にクラスメイトとお寿司食べに行ったりと、結構楽しくやっています。

 

詳しい授業内容については、また別途記事にしたいと思います。

以上、長くなりましたが「アメリカのESL ①申し込みからレベル分けテストまで」のご紹介でした。

少しでも参考になれば幸いです♡

3 COMMENTS

Yoko

初めまして。たまたまGoogle検索でMegさんのブログに辿り着いたのですが、私も2年前までシカゴに住んでてCCCにもESLと大学のクラスもいくつか取っていました。今は世界中でコロナウイルスが蔓延していて大変ですがお体にお気をつけてお過ごし下さい。

返信する
MEG

Yokoさん
初めまして。メッセージありがとうございます。シカゴにお住まいだったのですね。シカゴ綺麗で素敵な街ですよね。本当にコロナ早く収束してほしいです。Yokoさんもお身体に気をつけてお過ごし下さい。

返信する
Yoko

Megさんお返事ありがとうございます!
旦那の実家がシカゴなので一年に一度は帰るようにしたいのですが、今年はいつになるのか見通しが立たないですm(__)m
毎日シカゴの義家族から状況を聞いていますが、アメリカや多くの先進国が徹底的にロックアウトを実施してる中、日本は週末だけの外出自粛だけで収束に向かう気配があるのか不安になります。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください